いつもお世話になっております。MASA SPORTSです。
本日は出張修理にて地方ローカルトレーニングセンターにご訪問させて頂きましたので、その内容についてご報告させて頂けたらと思っております。
修理内容
症状内容
まず症状や状況についてですが、某トレーニングセンターのレッグプレスのワイヤーが断線しかかっているという事で、あるメーカー様より修理依頼を頂きました。ただ、マシンが発売より10年以上経っている事もありパーツがメーカーに残っていない(基本的には機械の修理用パーツは10年間まで保有)との状況でもありました。
対処内容
マシンの在庫パーツがないとの事で本来はワイヤーエンド、スタート部の金具等を変更し新しいワイヤーでやるのですが、今回は依頼主様の希望もありワイヤーエンドだけ金具を入れ替えスタート部(トップウェイト部)のみ既存のを使い新しいワイヤーとジョイントして修理したいとの事でしたので、ワイヤーカッター、スリーブ用の圧着機を持ち込み対応させて頂くというかたちを取らせて頂きました。
また、既存のワイヤーの一部を使い圧着をかける事もあり失敗すると圧着したスリーブが外せなくなり、長さも間違えると取り返しがつかない事もありますので失敗はどんな事があっても許されないとの状況からかなりの緊張感の中で修理をさせて頂きました。(笑)
ただ何とかダブルチェック、トリプルチェックを行いサイズ、圧着の場所を間違わず出来たのでなによりでした。(^^)/
修理前画像
修理後画像
まとめ
そしてまとめですが、ストレングスの故障の半分くらいを占めるのがこのワイヤー断線だとおもうのですが、今回は特別依頼主様の希望のやり方で2本のワイヤーを1本にするといった作業をしたのですが、本来これは僕自身の考えとしてはあまりお勧め致しません。というのも、正直このやり方で僕自身、経年変化の統計を取った事もなければ力の伝わり方にも疑問視しているからであります。なので、ワイヤーエンド部もしくはトップウェイト部を加工出来るのであれば1本物にし対応するのがベストかと思っております。また、それが不可能な場合はもう新しいマシンに買い替えるべきだと考えております。
ただ、施設様側からすればそんなにコストを上げれないというのも十分に理解しているつもりなのですが、無理に修理し事故を起こすぐらいならこちらの選択の方がよっぽどコストダウンに繋がるかと思っているところでもあります。
それでは本日はこの辺で(^^)/
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